坪単価とは?坪単価だけを比較する危険性について

坪単価とは?坪単価だけを比較する危険性について

皆さまも一度は「坪単価」という言葉を聞かれたことがあると思います。

そして、住宅会社を選ぶ時に、坪単価を参考にされる方も多くいらっしゃると思うのですが、この坪単価だけを比較して住宅会社を選ぶのはリスクがあることを覚えておいてください!

まず、坪単価とは「建物本体価格÷建物大きさ(坪数)=坪単価」という計算方法で算出されています。とても分かりやすいように感じると思いますが、ここに落とし穴があるのです。

20201019_024129934_iOS.jpg


ポイント1 ~建物本体価格~
建物本体価格とは、建物だけの価格です。
一言に建物本体価格と言っても、どこまで含まれているかは会社によって違うため、単純比較をするには難しいのです。

例えば、網戸が入っているのか?キッチンなどの設備は入っているのか?給排水工事が入っているのか?・・・実は、これをよく分からずに坪単価だけを比較されているケースもあるのです。

ポイント2 ~建物大きさ(坪数)~
建物の大きさを「坪(約3.3㎡)」という単位で表しますが、一般的には、建物の大きさを表すとき「延床(のべゆか)面積」を指しています。「延床面積」とは、各階の床面積を合計した物で、ここにはロフトやバルコニー、ポーチなどは含まれません。


この「延床面積」に対して「施工面積」という考え方もあります。「施工面積」とは、実際に施工する面積(バルコニーやポーチなど)を延床面積に足した面積となります。


「延床面積」より「施工面積」の方が大きくなりますから、施工面積を使って坪単価を算出した方が安く見えるのです。「施工面積」を使って坪単価を出した場合でも、実際にかかる建築費には変わりがないので、家が建った後で思ったよりも高くついたという印象を受けることになるので注意が必要です。

20201019_024344771_iOS.jpg


ここまでご説明した通り、坪単価の出し方には共有のルールがないため、建物本体価格にはどこまで含まれているのか?建物の大きさは何を基準にしているのか?これらをしっかりと確認しておく必要があります。

このように便利で簡単明瞭に思われる「坪単価」ですが、落とし穴が多いのも事実です。これから家づくりを検討されている方は、「坪単価」だけを比較するのではなく、全体でいくらかかるのか?どういった内容(仕様やデザイン、断熱性能、設計力など)でその価格になっているのか?トータルで判断するようにしてください。

また、何を基準に住宅会社を選べばいいのか迷われている方も多くいらっしゃるかもしれません。田中住建では、住宅会社を選ぶ基準を「賢い家づくり勉強会」でお伝えしております。

住宅は、何十年と住まい続けるものになります。後悔しない家づくりをしていただくために、
坪単価に限らず、家づくりに関して迷われている方は、是非勉強から始めてみてください(*^-^*)

最新のイベント情報はこちら

20201019_024518930_iOS.jpg