停電時でも生活を守るためには?エネファーム×太陽光発電

停電時でも生活を守るためには?エネファーム×太陽光発電

以前のブログで、災害に強い家づくりをするためには「構造計算」と「耐震等級3」が大切だとご紹介させていただきましたが、実際の災害時にも少しでも日常の生活をすることができることも大切ですよね。

新築時はこれからの家族の住まい方を考える機会でもあると思います。是非、新築時に災害に対する備えにも目を向けてみてください。


電気が使えない停電時にも役立つ『エネファーム』

エネファームとは家庭で電気をつくり、お湯も同時に作り出す家庭用燃料電池です。
エネファームは、都市ガスから取り出した水素と、空気中の酸素と化学反応させて発電します。この時に発生する熱でお湯を沸かして給湯に利用するため、エネルギーを有効活用し省エネにも貢献します。

また、エネファームでつくった電気は、お家で使う照明やテレビ・冷蔵庫などに使用し、排熱で沸かしたお湯はキッチンやお風呂のお湯に使用します。そのため、お財布にも優しく経済的です。

そんな環境や省エネに効果のあるエネファームですが、「停電時自立発電機能付き」タイプなら、停電時もガスを使って電気を生み出し、給湯も可能とすることができます。

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自然の恵みで発電する『太陽光発電システム』

太陽光発電は一般家庭にも広く普及しつつあるものですが、太陽が出ている間は太陽光で発電するため、非常時にも太陽が出ている昼間には家庭内で1500wまで電気を使用することが出来ます。


太陽光発電とエネファームですが、いずれも非常時には「非常用コンセント」から電気を使用する形となります。そのため、長い延長コードを用意しておくと災害時には役に立ちますので、いざという時に焦らないように備えてください。


停電時に困ること

2019年に千葉県を襲った台風19号で大規模な停電が起こったことは記憶に新しいと思います。その時に困ったことは、主に次のことが挙げられると言われています。


●冷蔵庫の中身が・・・
災害時⇒保存食とイメージしがちですが、冷蔵庫の中身を腐らせないために冷蔵庫の中身から食べていくことになります。停電が長期間に及びますと廃棄せざるを得ない食品も出てきます。


●お風呂に入れない
台風シーズンですと、日中はまだまだ30度近くになる場合もありますし、長期間お風呂に入れないというのは大きなストレスとなります。また、冬場に地震などが起こった場合、温かいシャワーが浴び暖を取りたいと思うものです。


●スマートフォンの充電ができない
実は、一番困るのがコレだと言われています。私たちの日常はスマホに依存していますし、災害時は貴重な情報を入手する手段となります。また、災害は通話がつながりにくくなるため、家族や知人と連絡を取る際にはLINEやTwitterなどが有効な手段となります。
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ご紹介した太陽光発電とエネファームですが、非常時に家全体の電気をまかなうものではありませんが、日本は災害が起こりやすい国です。備えをしておくだけで非常時に役立てることが出来るのです。

また、太陽光発電だけでなく、エネファームを導入して併用する発電方法を「ダブル発電」と言いますが、
この太陽光発電×エネファームとの相性は非常に良く、エネファームで発電した電気で家庭内で使う電気の多くをまかなうことにより、売電量を押し上げる効果があります。このように、お得に賢く災害に備えておくことも考えてみてください。

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当たり前の日常がなくなる非常時ですが、そんな時に少しでも日常に近い生活を送れるような備えをしておくことも非常に重要だと思います。