知らないと失敗する「間取り」と「性能」の関係性

知らないと失敗する「間取り」と「性能」の関係性

皆さま、こんにちは!
秋も深まってきましたね!今年の冬は寒さが厳しくなると言われていますが、今から考えるだけでも辛いですよね(;´Д`)

寒いお家で暮らすことは言うまでもなく快適ではありませんが・・・それだけではなく、健康を害するリスクが高まる恐れがあることをご存じでしょうか?

人が健康に過ごすためには「温度」が大切なのです!!寒い環境にいると免疫が下がり、アレルギー性皮膚炎や気管支喘息などのリスクも増えることが分かっています。


まずは、快適に健康に暮らすためにも間取りと性能の関係性を知ってくださいね!

では突然ですが、間取りのタイプには大きく分けて「ブドウ型」と「リンゴ型」があるのはご存じでしょうか?

grape.jpg

ブドウの房のように廊下を介して小分けの各部屋が配置されている間取りです。一昔前に多かった間取りです。なぜこのような間取りが多かったかというと、以前は断熱性能や気密性能は考えずに家が建てられていたため、暖房や冷房は各部屋でとる必要があったためです。

当然ながら、部屋を小さく区画しますので狭く感じてしまいます。

断熱がしっかりされたお家でしたら大丈夫なのですが、断熱が不十分ですと廊下やトイレ・脱衣室と冷暖房された部屋との温度差が大きくなり、血圧の急激な上昇など身体に負担をかけるヒートショックが起こりやすくなります。

近年ではこのヒートショックが問題視されているのですが・・・
度々このブログでもご紹介しておりますので、興味のある方は、こちらのブログも是非チェックください(*^^*)

↓↓↓
「 家の中は交通事故に合うよりも危険? 」

apple.jpg

部屋ごとの区切りがなく、大きなワンルームのような間取りです。廊下がほとんどなく、吹抜けがあることも多いのが特徴です。近年はリビング階段にすることも多く、リンゴ型の間取りになっているケースが多いと思います。

このような間取りですと、大きな空間がとれるため広々とした開放的な使い方ができます。しかし、リンゴ型の間取りにするためには、高気密高断熱にすることが必須となります。SNSなどでデザインが気に入ったからと、性能を確認せずに住宅を購入すると冷暖房の効きが悪く、光熱費が余計にかかってしまうかもしれません。
20200329_084509565_iOS.jpg
よく、お客様から「吹抜けって寒くないですか??」とご質問をいただきますが、その答えは・・・「吹抜けがあるから寒いわけではないのです!」

リンゴ型の間取りなのに断熱性能が悪いため寒くなってしまうという訳ですね。反対に断熱・気密性能が良ければ家全体の温度差が少なくなるため、吹抜けがあっても快適な室温を保つことができます。

住み始めてから後悔しないためにも、必ず「性能」を確認するようにしてくださいね!